電子書籍入門 =これからの「デジタル」生活=

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アマゾン・キンドル

アマゾン・キンドル (Amazon Kindle) は、アマゾン社が製造・販売する電子ブックリーダーデバイス、同ソフトウェアおよび電子書籍関連サービスである。専用端末・パソコン・スマートフォン・タブレットなどで電子書籍を読むことができる。

2007年11月19日にアメリカ合衆国で第1世代が発売開始され、2009年2月23日より第2世代(キンドル2)が発売された。2009年6月26日には9.7インチディスプレイを搭載し、PDFリーダーを標準搭載したキンドルDX(-デラックス)が発売された。2010年8月25日から第3世代(キンドル3)が発売開始された。

現在のところ日本語の書籍は購入できないが、日本語を含むPDFの表示に対応している。第3世代からは本体内に日本語フォントを内蔵し、日本語ファイル名、TXT文書表示などに対応している。

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特徴

電子ペーパーの一種であるE Inkを使う。

同種の機器に対する強みは、携帯電話網を利用した高速通信を利用することで、PCを介さずに電子書籍や新聞記事がダウンロードできる点にある。携帯電話会社との契約は不要で、アマゾン・キンドルのサイトとウィキペディアのサイトであれば無料で接続できる(通信料をアマゾンが負担する)。それ以外のサイトは有料となる予定であったが、2011年8月現在、第2世代/第3世代ではそれらも無料である。ニューヨーク・タイムズなどの新聞、タイムなどの雑誌、各種ブログをそれぞれ有料で購読できる。購読している定期刊行物のダウンロードは電源をONあるいはスリープモードにしていれば自動的に行われる。

キンドル2の対応フォントは英語とギリシア文字のみであるが、キンドル3から日本語・中国語・韓国語・キリル文字などの表示にも対応していて英和辞書なども使える。

キーボードによる入力が可能であり、内蔵されている辞書での検索やノートをとるのに使える。辞書は単語の前にカーソルを持ってくると自動的に標準設定した辞書の内容が表示される。

USBケーブルでコンピュータと接続してファイルの移動が可能だが、HTMLやPDF、Microsoft Wordのドキュメントファイルなどのフォーマットを直接読むことはできないため、Mobipocket社が配布する無料ソフトかアマゾン・キンドルのサイトでの変換が必要になる。各Kindleユーザーごとに @kindle.com で終わるメールアドレスが割り振られ、そのメールアドレス宛てにファイルを送信すると、自動的に変換され、キンドルに自動的にダウンロードされる。

MP3などの音声ファイルをコピーすれば、内蔵スピーカーやイヤホンで聴くことができ、朗読書籍もキンドルストアで販売されている。また、大部分の英語のコンテンツは音声合成に対応しており、再生スピードも変更できる。

価格

第2世代の価格は発売当初399ドル(約4万円)であったが、その後何度かの値下げを経て2009年10月6日より259ドル(約2万3000円)で販売されている。日本を含む海外市場では2009年10月19日に発売された(発売価格270ドル。10月22日に259ドルに価格改定された(約2万3000円))。 高精細大画面のキンドルDXは、2010年1月19日(日本時間1月20日)に米国外にも出荷開始された。

第3世代は2010年8月25日より発売開始。日本語表示に対応(日本語入力は未対応)。Wi-Fi版が$139、3G + Wi-Fi版が$189となっている。2011年4月11日からスクリーンセーバーに広告がつくタイプを売り始め、Wi-Fi版が$114、3G + Wi-Fi版が$164で、$25安い。

仕様

2010年9月時点で、小型の第3世代と大型のDXが入手可能である。キンドル2は、当初、初代と同じくスプリントのEV-DO接続によるUS版と、HSDPA網接続による国際版があったが、US国内版は、生産中止となり、アメリカ国内でも、国際版のみの販売になっている。キンドル3は2010年8月25日発売開始。

キンドルストア

アマゾン社は、「キンドルストア(Kindle store)」の名称で、同端末・ソフトウェア向けに電子書籍の販売等を行うサービスを展開している。

アマゾン書店の約100万冊の書籍、150紙以上の新聞、60冊以上の雑誌、約60冊の朗読書籍を有料でダウンロードできる。また、Mobipocket形式の欧文書籍のうち、無料ダウンロードが可能なものを読むことができる(Mobipocket形式でも有料のものは読むことができない)。全ての本の第一章もしくは最初の数ページはサンプルとして無料。また、新聞・雑誌は最初の2週間は無料購読期間となっている。

米国では一般に新刊本の単行本の定価は27ドル程度、デジタル版の定価は20ドルである。小売店は10ドル程度でデジタル版を仕入れ、16ドル程度で売るのが慣習になっている。たとえばソニー・リーダーのオンラインストアでは大半のベストセラーが16ドルで販売されている。これに対しアマゾンはこれを9.99ドルで売り、しかもEV-DOを提供するスプリント・ネクステル社への通信料はアマゾンが肩代わりして支払う。このため、新書からの利益はまったく出ない。

しかしアマゾンはこの低価格を武器に読者を開拓し、実際の利益はキンドルの端末本体(399ドル)に加え、新聞購読費(1新聞あたり月額10-15ドル程度)や雑誌・ブログ購読費(例えばタイム紙で月額1ドル50セント、1ブログあたり月額1-2ドル程度)、需要が限定された30ドルから100ドルの電子書籍(主に専門書)および印税を払う必要のない著作権切れの電子書籍などの販売から得る。著作権切れの書籍の価格は1 10ドルとまちまちで、同じ作品の別の版が異なる価格で販売されているのが目につく。これは注釈などの差や有無によるものとされる。[10]

キンドル版の売り上げはキンドル端末の増加に合わせて伸びている。専用端末に加えて2009年3月に「Kindle for iPhone and iPod touch」をリリースしたことで売り上げを急速に伸ばし、2009年5月時点で紙媒体の売り上げの35%[11]にまで成長し、キンドル3によりさらに成長し、2011年5月時点で105%[12]にまで成長している。

キンドルストアのほぼ全ての書籍が最初の1章分を無償で読める。これは自動生成されるもので、全体の内容の約10パーセントが公開される模様。

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